公認会計士の勉強法

公認会計士の勉強法

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勉強の説明書

公認会計士になるための基礎勉強法

公認会計士の試験に合格するには、相当の学習時間を費やします。

短期で合格したい人の勉強法をみても、1年前には準備をし、一日5時間以上学習しているという人がほとんどです。

特に基礎となる勉強法としては、まずはじめに計算力を高めておく必要があるといいます。

ですので、公認会計士になりたいと思ったらまずは簿記、原価計算、経済学についての計算が素早く出来るような勉強法を取り入れていきましょう。

計算は確実に得点につながりますから、なるべく問題集を解くという勉強法から、間違った箇所を確実に力につなげる復習法で進めていきましょう。

繰り返し繰り返し同じ問題を解き続ける勉強法は、やり方を頭に叩き込めるので、一度覚えたらそうそう忘れなくなります。

逆に財務諸表論、監査論などは試験近くなってから暗記勉強法で進めていくと効果的ともいいます。

試験科目によっては先に計画立てた勉強法をスタートさせた良いもの、後回しにしてもよいもの…とより分けながら進めていくのがよさそうです。

公認会計士試験(短答式試験)勉強法

公認会計士の短答式試験は、財務会計論、管理会計論、監査論、企業法が出題されます。

合格するためのそれぞれの勉強法を見ていきましょう。

財務会計論の勉強法は、簿記と財務諸表論が合わさったものになっています。

特定のルールを覚えたり計算したりという暗記+理解で知識を詰め込む勉強法が適しているでしょう。

管理会計論の勉強法は、原価計算がカギを握ります。

適切に計算するため計算のスキルをあげましょう。

計算演習を繰り返し解くといった、問題集を参考にした勉強法が適しています。

監査論の勉強法は、公認会計士の業務の上で取り入れるべき知識なので、定義の暗記を重点に行いましょう。

試験一ヵ月前から監査委員会報告書、監査基準設定全文といったものを覚えていきましょう。

企業法の勉強法は、条例、判例についてどれくらい知識があるかなので、六法を用いて知識を取り込みましょう。

法的に論を展開していくという形式で、慣れないと苦手意識が芽生えそうな難しい問題が多そうです。

公認会計士(論文式試験)勉強法

公認会計士の論文式試験を受けるには短答式試験合格者のみとなっております。

論文式試験は、会計学、監査論、企業法、租税法からの出題と選択科目があります。

それぞれ合格に向けて効果的な勉強法を見ていきましょう。

まず会計学の勉強法は、短答式試験で出たような問題のさらに応用編を学習することですね。

計算問題は必ず解けるように何度も演習しておきましょう。

監査論の勉強法は、短答式試験までに勉強したことを忘れずにいることです。

論文式試験で新たに追加される知識はさほどないので、基本をしっかり学習する勉強法がよいでしょう。

企業法の勉強法は、試験内に六法の持ち込みが可能になるので法律関連の問題を多く解いておきましょう。

普段から自分で問題構成をするなど、問題を予測する勉強法もよさそうです。

租税法の勉強法は、法人税、消費税、所得税などを中心に学習しましょう。

新たに加わった科目のため、今後も出題範囲が広くなる可能性もあります。

ポイントをまとめたり、ノートを活用した勉強法が良いでしょう。

選択科目には経営学、経済学、民法、統計学があります。

比較的出題される範囲が決まっており、学習時間も省けそうなのは経営学のようです。